March僕が流す冷たさ 君が抱える温もり 僕が放す憎しみ 君が生む優しさ 僕が吐き出す醜さ 君が紡ぐ透明さ ぜんぶぜんぶ溶け合って 最後に二人が残ればいい。 ![]() ―蜘蛛。― 絡まって 絡まって 解こうとすればする程 息が出来なくなった 握っていたはずの始まりは もう、何処にも見当たらない もがけばもがく程 傷は深くなるばかり 終には切れた糸にも気付かず その痛みに 苦く君を思い出す。 ・・・捕らえたのは。 捕らえられたのは。 ![]() タバコが、キライ。 コーヒーが、キライ。 "大人"を見せつけるその香りが、 いつも私を苦くさせる。 優しい狂気。 臆病な強欲。 無邪気で残酷。 そんな相反するものが 同時に成り立つ真実を 君が初めて教えてくれた。 ![]() "終わり"がないと 走れなくなったのは いつからだろう。 果てのない道は もう、僕らには重すぎた。 気づかないフリをしたね 僕らは全てに背を向けて 僕らは全てに目を閉じた |